シングルマザーは自己責任?誰でも離婚する可能性はありますよ

離婚は自己責任シンママの悩み

○シングルマザーになったのは自己責任なのかな…?

今日はこんな話題です。

しのっち
しのっち

一部の意見で、「シングルマザーになったのは自己責任」「自分で選んだ道だ」ってものがありますよね。

まあコレは半分正解で半分不正解だと、私は思っています。

 

過激派の意見だと、

  • 自分でその夫を選んだんでしょ!見抜けなかったほうが悪い。
  • 結婚自体が間違いで、自分の判断が間違えただけなんだから被害者ヅラしないで欲しい
  • 自分で選んだんだからなんとかしろ、税金を使うな

こんなものまであります。

いや~過激ですね…(;´∀`)

私は婚姻中も、特に母子家庭の人にそういった考えはありませんでした。

一人で育てるのって、やっぱり大変ですからね。

シングルマザーは被害者ヅラしてる、シングルマザーは甘えてると言った意見は、まあ個人の好き嫌いなのでどうしようもないと思っています。

シンママを嫌う人って、虐待しちゃうシンママさんのニュースとか見たり、自分の知り合いのシンママさんを見て、嫌いになっちゃったのかもしれません。

とは言え、すべてのシンママさんがそうではなく、一人で頑張って子どもを養っているシンママさんもごまんといます。

なので、好き嫌いはちょっと横においてて、今回は自己責任論についてです。

この自己責任論ですが、私はあまり好きではありませんが、その理由は「自分の想像力を減退させるから」。

人は自分が経験していないことには、想像力がなかなか働きません。

さらに「自己責任論」を考えの主軸に置くと、さらに想像力が消えてしまいます。

そういった意味でも、

○シングルマザーの自己責任論はかなり乱暴という理由
○シンママさんはブラック企業に就職したした人に似てる
○誰でも離婚する可能性がある

これらに焦点を当てて、まとめました。

※今回の記事では、働けるのに働かないシンママ。子供を実家に預けて遊び回るシンママなど、例外は抜いて書いています。子供を育てながら毎日働きに出てるシンママさんを元に書いていますので、ご注意ください。

シングルマザーの自己責任論はかなり乱暴論です

昔から女性が離婚して実家に帰ってくると、「出戻り」と言われて、世間一般的に「恥ずかしい」って風潮がありましたね。

今は離婚する人が増えて、「恥ずかしい」という認識は減ったものの、代わりに「自己責任」と言う方も増えたなぁって思います。

この自己責任論が結構乱暴だと思ってるんですよ

その理由をご紹介します。

結婚は不確定要素がすごく多い

まず、結婚して家族になるということは、非常に不確定要素が多いです。

「家族」って年を追うごとに、ライフスタイルがどんどん変わっていきます。

つまり結婚する時点では、未来を予測できない不確定要素がすごく多いんですよ。

子どもも何人生まれるかわからないし、夫婦ふたりだけかもしれない。

子どもが男、女でも変わりますし、自分の親の介護もするかもしれない。

独身で同じ仕事を続ける人なら、ライフスタイルってほとんど変わらないので、

  1. 生涯年収
  2. 老後のこと
  3. 健康面での備え
  4. 親兄弟との関わり

↑こういった計画も建てやすい。

もちろん予測どおりにはいきませんが、家族がいるよりも不確定要素はグッと減ります。

一緒に暮らす他人がいないから。

一緒に暮らす他人がいると、関係がより複雑になるので、不確定要素が増えます。

相手がどのように考え、ピンチではどのように行動して、順調なときはどう行動するか、そんなのわからないですからね。

夫がどう変わるのか予測をつけるのは難しい

結婚の不確定要素の中で、最も大きいのは夫の存在。

例えば

  • 子どもが生まれたら夫はどう行動するか
  • リストラされたら夫はどうするのか
  • 妻が病気になったら夫はどう行動するか

こういったこと。

例を見ても分かりますが、これって実際に起こってみないと、夫がどんな行動をするかわからないことですよね。

口では「子どもの世話はするよ」「俺は職場で頼られてるから、今後出世していくと思う」「お互い病気になったら助け合おうね」と言ってても、実際は分かりません。

そんなの結婚前に見抜けないほうが悪い

そんな意見がありますが、人って年齢とともに考え方・行動は変わるし、そもそも夫となる人がどんな人か、一から十まで知るって不可能だと思います。

極端に言えば、サイコパスのように自分の本性を隠すことがすごく上手な人もいますしね。

人間って「自分がどんな人間か」、自分のことなのによく分かっていない場合があります。

それなのに、他人がすべて分かることなんて、絶対にできないんですよ。

だから親子間トラブルもあるんです。

ずっと真面目だった夫が急に若い女の子と浮気するかもしれないし、

優しいと思っていた夫が、実は巧妙にDV癖を隠してたのかもしれないし、

子供が生まれた途端、性格が変わっちゃう夫もいるし、

突然ギャンブルにハマって生活費を入れてくれなくなる夫もいます。

これを見抜ける目を養え!…というもの、千里眼を持て!って言ってるくらい、かなり乱暴だと思いますよ。

メンタルの勉強って現在の義務教育ではしていませんからね。

離婚したくてしているわけではないという現状

そしてほとんどのママさんたちが、「離婚したくてしているわけじゃない」という現状があります。

離婚するにはやっぱりそれなりの理由があるんですね。

以下は「平成27年度 司法統計年報 婚姻関係事件-申し立ての動機」からの抜粋です。

総数は男性が17776人、女性が47907人です。

動機性格の不一致異性関係暴力を振るう酒を飲みすぎる性的不調和浪費する病気
男性109002637150542423262209913
女性193808643108823069365354201328

平成27年度 司法統計年報 婚姻関係事件-申し立ての動機

総数が男性のほうが少ないですが、女性の動機のほうで「暴力を振るう」が2番めに多い数になっています。

しかもこの動機の中には、「お金を渡してくれない経済的なDV」や「モラハラ」は無いので、どれかに含まれていることになります。

それが分かるのが、同じく司法統計年報の「申立人別ー全家庭裁判所」↓

動機精神的に虐待する家庭を捨てて省みない家族親族と折り合いが悪い同居に応じない生活費を渡さないその他不詳
男性33221127265617647843765559
女性122824316365511651355159312309

精神的に虐待するがモラハラ。

家庭を捨てて省みない・生活費を渡さないが経済的なDV。

なんと3つを合わせると、30149 にもなります。

総数が47907人なので、60%を超えてしまいます。

この中には「婚姻関係事件-申し立ての動機」にある「暴力を振るう」も入っていますしね。

※暴力だけ、モラハラだけ、という人もいますが、暴力をふるって生活費も入れない…という複合的な理由の人も多いです。うちの場合は、モラハラと経済的なDVですね。

「性格が合わなくなって生活できなくなった」というより、

「生活の困窮や精神的な暴力によって、やむにやまれず」という現状が見えてきます。

誰しも離婚をしたくてしているわけではないですし、結婚当初から離婚を想定して結婚する人なんていません。

※例外は含まず

誰しも幸せな未来を夢見て結婚。

でも生活での相手との関わり合いの中、自分と子供を守るためにやむを得ず離婚を選択した…という状態。

コレをすべて「自己責任でしょ」って処理するのは、やっぱり乱暴だと思うのですね。

自己責任論だとちょっと乱暴と思う理由を3つ紹介しましたが、シングルママって「ブラック企業に就職した人」に似てるな…って思ってます。

シンママさんはブラック企業に就職した人に似てるという話

ぶっちゃけブラック企業って、実際に就職してみないとわからないですよね。

企業側も募集要項では良い条件ばかり書くし、企業の口コミもまだまだ多くなく、相当ブラックで有名な会社以外は、ブラックボックスです。

更に言うと、配属された部署の上司がパワハラ上司かもしれないし、担当してくれた先輩がいじめをする人かもしれない。

そんなの就職前に予測不可能ですよね。

うっかりブラック企業に勤めてしまっても、あっさり辞める人もいれば、どうにか改善できないかと自分で頑張る人もいます。

でもブラック企業をやむを得ず辞めた人に、

「そんな会社を選んだほうが悪い」

「いじめに対応できずに辞めたキミが悪い」

「被害者ヅラするな」

って伝えるのは、やっぱり乱暴だと思うのです。

もちろん夫の場合とブラック企業は親密度が違いますが、予測不可能な点では似てるんですね。

自己防衛するには難しい場合もあるってことを、相手の痛みを、想像できる人間になりたいなって思います。

離婚する可能性は誰にでもあるよ

先程「離婚したくてしている人は少ない」って書きましたが、要は結婚してる人ならだれでも離婚する可能性があるんです。

家族はライフスタイルがどんどん変わるので、予測不可能なことがたくさん起こります。

その中に離婚ももちろん含まれてます。

自分が全く離婚する気がなくても、ある日突然夫から「離婚してくれ」なんて言われることもある。

突然夫が働いていた会社が倒産して、一家離散になることもある。

「離婚するような夫を選ぶほうが悪い」

「離婚は自己責任」

って言ってしまうと、それは「自分は離婚するような夫を選ばない!」「離婚するようなヘマはしない!」って宣言してるようなものです。

自己責任論を主軸においてしまうと、いざ自分が予測不可能な事態に直面した時、「こんなはずじゃなかった!」なんて落ち込んでしまうこともあります。

病気とかもそうですよね。

自己責任の側面ももちろんありますが、病気になって気落ちしている人に、さらに「病気になったのは自分のせいでしょ」という心無い言葉を投げかけるのは、ちょっと違うと思います。

どんなに気をつけていても、だれでもそうなる可能性は、ゼロじゃないんですから…。

※実際に私の中学の時の担任の先生が、食事や運動に非常に気をつけていたにも関わらず、癌になって50歳という若さで無くなりました。どんなに良い状態をキープしようと思っても、想像もつかない事態が起こることもあるんです。
「病気と離婚は違う」「病気はかわいそうだけど、離婚は自己責任」という分けた考え方ではなく、この世の中は予測不可能な出来事で溢れている…と考えるほうが、しっくり来るかと思います。

自己責任論で終了すると、予測不可能な事態が自分に起こりうるという想像力を持つことができません。

自己責任論で終わるのは、伝えた相手を傷つけてしまうだけではなく、自分自身の考えの幅も狭めてしまうので、ご注意くださいね。

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